Ist Manual

Leqtique EVR - Ist のマニュアルページとなります。

 各端子は、エフェクター上部から見た際の右側がインプット(※他のLeqtique EVR製品と異なり、電池駆動を想定していないためこちらの抜き差しの状態に関わらず常時電源駆動ONとなります)、左側がアウトプット、右側下にDC電源(9V、センターマイナス)、エフェクター上部下に、エフェクトON/OFFのフットスイッチ(トゥルーバイパス)となります。

 コントロールは、エフェクターを縦方向に2分割して考えていただき、

(Left to Right)

上の3個のコントロール(Channel 1のParametric EQ) : Boost/Cut(mini, center detent), Freq , Q(mini)

下の3個のコントロール(Channel 2のParametric EQ) : Boost/Cut(mini, center detent), Freq , Q(mini)

となります。シグナルに対してまずは上のパラメトリックイコライザー→下のパラメトリックイコライザーというように内部で直列で繋げられています。

 パラメトリックタイプのイコライザーは慣れていただくまでは比較的難解なため、それぞれのコントロールにつきまして詳細な解説をさせていただきます。

 1) Freq Boost/Cutにつきまして

 左上のこちらのコントロールは、後述の"Freq"で設定した周波数を中心としてどれだけ、ブースト、カットするかを設定します。真ん中12時方向にはクリックがあり、そのポイントに設定することで"Freq"や、"Q"の設定値によらず原音と同等のサウンドをアウトプットします。12時よりも反時計回りにてカット方向、時計回りにてブースト方向となります。なお、それぞれのレベルは±15dBとなっております。通常の9V駆動のエフェクターでは最大値まで上げると、クリッピングして歪んでしまいますがistでは内部で30V前後まで駆動電圧を上十分なヘッドルームを稼いであります。

2) Q(Range)につきまして

 真ん中のノブに設定しているパラメトリックイコライザーの名前の由来でもあるこちらのQと言われるコントロールですが、電子回路的には"Quality"の略であり設定した"Freq"の周波数を中心として(以下、中心周波数と呼びます。)どれだけ近接する周波数に影響を与えるかを設定します。基本的には12時方向にまずは設定しておいていただき、その時点でのサウンドよりもより中心周波数をピンポイントで鋭くカット/ブーストしたい際には、時計回し方向に。逆になだらかに近接する周波数とスムースにカット/ブーストさせたい場合には半時計回し方向に設定します。

 3) Freqにつきまして

 こちらは中心周波数を設定するコントロールとして右端のノブに設定されています。前作よりも設定可能範囲をかなり拡張したおり、範囲が非常に広い分ポイントを定めるのに慣れが必要です。特に重要なミドル付近の帯域については広めに12時前後に集中してあります。30(hz)-16k(hz)にて設定可能です。(上下ともに人間の耳における可聴範囲を超えている場合があるため、上げ下げし過ぎた際には変化を感じない場合がありますが(特にQを上げて鋭くした場合に)、実際には機能しています。)

※使用例1

 こちらは、Redemptionist EVR(aka. RED EVR)の後段にistを繋いで、一体化させトーンコントロールを拡張した実例となります。RED EVRは、強いローミッドーミドルを含む中庸的なOD/DSですが、istの上段のChannel 1のコントロールはハイミッドの強調、また下段のChannel 2のコントロールでは過度なローミッドを少し絞り気味にしたQによってよりピンポイントにカットしています。どちらも、RED EVRのTone,Low-Cutのみでは実現不可能なコントロールとなり、サウンド幅が大きく拡張されます。

※使用例2

 もちろん、各ペダルの前段においても威力を発揮します。この場合は前述のMAR EVRのローエンドの軽さを下段のChannel 2にて補いモダンなモディファイ系のTSサウンドをアウトプットするような拡張法です。なお、上段のChannel 1はBoost/Cutを12時方向で無効としているため、実際は下段のCahnnel 2のみ機能させている状態です。なお、Cahnnel 1とChannel 2はそれぞれが完全に相互互換のため、それぞれの設定値を入れ替えても同じトーンのシェイピングとなります。

※その他にも数多くの使用シチュエーションが想定されます。その他の使用例については商品ページであるこちらをご参照くださいませ。

※なお、環境によってはFreq Boost 0%(7時方向)/Q 0-30%/ Freq 100%(8khz)という極端な設定にて、発振を伴う場合がございますのでご注意ください。

Input Voltage : 9V (最大限のヘッドルームを確保するため、内部で30Vまで昇圧されます。10-18Vではご使用できません。)

Current Consumption : 102.6(mA)  (電池の場合は消耗が激しいため、DC電源駆動推奨)