EVR "Tips and Tricks" -SPR-
EVRちょっといい話をご覧の皆様こんにちは。
こちらにてご紹介にあずかりましたBetchiです。
EVRちょっといい話とは別軸で季節が移ろう頃に更新されると思いますので、使ってない電子マネーの残高が100円超えている発見をした時の“あの気持ち”くらいで読んでいただければ幸いです。
こちらの記事ではタイトルにもある通り“Tips”や“ Tricks”をあくまでも個人的な観点からご紹介したいと思います。
たまーーーーに製作秘話も書ければ書きます。
さて本題ですが、今回はMaestro Antique Revised EVR、Maestoso EVRをご紹介したいと思います。
・Maestro Antique Revised EVR(MAR EVR)
こちらは2010年にLeqtique始動と共に発売された機種のEVR版です。
当時、渋谷の楽器屋の店員さんに
「これめっちゃ良いから買った方がいいっすよ!」
と言われ"Leqtique Maestro Antique Revised"と手書きで書かれた紙を手渡され…
思い出話はさておき。
サウンドレビュー等はたくさんの方々が書いてくださっているので割愛いたしますが、個人的にも長く単体の歪みやブースターとして愛用しております。
今回のEVR版では回路自体の大幅な変更はなく、あくまでEVR版のMARという位置付けです。
たまーにTS10を完全再現したエフェクターと捉えてる方もいらっしゃいますが、少しコンセプトは違います。
しかしながら、古いTS10と比べた時に確実に近いサウンドには仕上がっていますので、お近くにTS10がある方は比較してみるのも楽しいと思います。
MAR EVRはCentaur系の前段or後段に使用して、ブルージーなサウンドを作るのも良いですし、ハイゲインアンプのブースターとして使うのもオススメです。
前者はストラト使った時に最高ですね。
ブースターとして使用した際に独特な高域の丸さを表現することも可能なので、フュージョン系のレガートフレーズにも重宝します。
機会があれば騙されたと思って是非お試しください。
・Maestoso EVR(MAT EVR)
こちらは2012年に発売されたMaestosoの正統進化版となります。
Leqtique版とは違いLow Cutツマミが追加されているので、一見Maestoso Supremeと同じ様に思う方もいるとは思いますが、実際には異なります。
L'版MATがコンセプトとしては近いものがあります。(写真右)
以前よりL'版MATはペダルをスタックしたような歪み感や弾きやすさを感じており、これをどうにかアップデートしてEVRフォーマットに落とし込めないかと、Shun Nokinaに相談しておりました。
すごーくざっくり説明するとL'版MATは発振止めが施されており、それ故に少し曇ったサウンドになりがちなのですが、そちらを取り除いたのがこのEVR版Maestosoです。
実際にはもっと細かく違うのですが、割愛します。
余談ですが、EVR製作時にMaestosoが発振することをすっかり忘れており、検品の際に非常に焦ったのは良い思い出とします。(18:00 UTC)
Leqtique版から変わらず歪みの幅が広く、至高のクランチサウンド〜ハイゲインリードまでカバー可能です。
特に軽快なクランチサウンドを狙った音作りの際にはLow Cutツマミが良い仕事してくれるので非常に良いです。
こちらはEVR版のみの醍醐味です。
この歪みの幅広さ故にクリーンなサウンドも再現可能なので、ボリュームブースターとしての使用もアリです。
ここで皆様に実験していただきたいのですか、Maestoso EVRの歪み量を下げLow Cutを駆使することにより完全にクリーンサウンドになるポイントがあるので、是非探してみてください。
オン、オフした時に違いが分からなくなるまで追い込めると思います。たぶん。
歪みエフェクターなのに、歪ませずにバッファ的な使い方ができます。
需要があるかはわかりませんが、個人的にはこの使い方をしております。
今回はここまでとなりますが、購入していただいた方は是非色々な使い方を模索してみてください。
エフェクターは集めるのも非常に楽しいですが、どう使うかを熟考し、新たな活用方法を見出すのも楽しみの一つですので。
最後に個人的に最近知ったことを。
みなさん#と♯ってどう使われてましたか?
エフェクターのシリアルナンバー等を#〇〇(シャープ〇〇)って読んでいた方も多いとは思うのですが、
あの記号(#)ハッシュらしいです。
かくいう私もシャープ読みしてました。
電話で使う#もシャープじゃなくてハッシュだそうです。
これからは#(ハッシュ)読みにしようと努力します。
世界初のハッシュタグは…
雑談はこれくらいにします。
ちなみに音楽記号で使用される♯がシャープです。
いつかの"呼びハンダ"と同じくらいの衝撃ですね。
たぶん今後もシャープって言い続けます。
それではまた、次の季節に。